来世は女子高生のスカートになりたい

来世こそは女子高生のスカートになりたい成人男性が書いています

2021年読んだ本

弁当屋さんのおもてなし●ほかほかごはんと北海鮭かま●/喜多 みどり

食べ物が出てくる小説が好きだ。

おいしいお弁当が食べたくなる話。

 

蹴りたい背中/綿矢 りさ

実兄が捨てようとしていたので頂いた。

19歳で芥川賞を受賞した天才、綿矢りささんの小説。

文学的すぎて僕にはよくわからなかった。

 

そして君の声が響く/池永 陽

不登校の子供が通う施設を舞台にした小説。 

 

隠し事/羽田 圭介

とある夫婦の夫が妻の携帯電話のメールを盗み見することから始まる話。

懐疑心を抱きながら読み進めていきました。

 

いとみち/越谷 オサム

津軽訛りの激しい女子高生、相馬いとが自宅から少し離れたメイドカフェでバイトして成長していく話。

昨年に越谷オサム先生の作品を初めて読んだときから思っているけれど、越谷先生が作りだす青春小説がかなり好きだ。

 

いとみち 二の糸/越谷オサム

前作に引き続きいとがメイドカフェでバイトしながら成長いていくお話。

一作目にはなかった恋愛要素も含まれていてよいです。

 

崖っぷち町役場/川崎 草志

愛媛県南予町の町役場職員・沢井結衣が窓際部署と噂されている「推進室」に異動になったことをきっかけに、南予町の振興を目指す話。

一ツ木さんが好きすぎる、かっこいいわ。

続編があるみたいなので読んでみたい。

 

書店ガール/碧野 圭

馬が合わない、書店員副店長の理子と従業員の亜紀を中心に展開されていく書店物語。トラブルが起こる度に二人が徐々に手を取り合っていく描写が心地いい。

 

駅伝ランナー/佐藤 いつ子

決して速く走ることの才能には恵まれていない主人公、走哉がそれでも努力を続け、諦めずに目標に向かって走る物語。

文章が読みやすく、量もさほど多くないので、数時間で読める。

青春小説が好きな人はきっと好き、僕はとても好き。

 

それを愛とまちがえるから/井上 荒野

「あなた、恋人がいるでしょう」という妻の伽耶が旦那の匡へ詰問とも思える投げかけで物語は始まるのだが、その伽耶も実は昔の恋人と付き合っている。やがて伽耶伽耶の恋人、匡、匡の恋人は4人でキャンプに行く。

夫婦がお互いに不倫という行為に走った後、その夫婦の形がどうなるのか、というところが描かれていて興味深かった。

四六時中起立したがっている27歳の僕には夫婦がセックスレスになることが理解に苦しむが、多くの夫婦がそうであるのならば、セックスってとても大事なコミュニケーションの一つなんでしょうね。

荒野(あれの)という名前、どんなペンネームだよと思いながらWikipediaを閲覧してみたら本名でした、失礼致しました。

 

横道世之介/吉田 修一

お人好しで皆から好かれる大学進学の為に長崎から上京してきた横道世之介の青春小説。

今年読んだ本で一番おもしろい、映画も観たい。

 

修学旅行は終わらない/村崎 友

とある高校生が京都に修学旅行に行った際の最後の夜のあれやこれやを描いた話。

同じ場面を様々な人物の視点で描いたり、回想シーンもあったりするが、それでも一夜の話、それも数時間の出来事だけで250ページも書けてすごいわ。

高校生たちの淡く、少し切ない恋心が読んでいて楽しい。

青春小説が好きな人はぜひ読んでください。

 

お任せ!数学屋さん/向井 湘吾

あまり期待せずに読み始めたら(作者さんごめんなさい)まぁおもろかったですわ。

「特技は数学、夢は数学で世界を救うこと」と言った転校生、陣之内宙くんが主人公、天野遥と共に人々の様々な悩みを数学で解決していくお話。

続編があるみたい、読むぞ。

 

運命の恋をかなえるスタンダール/水野敬也

一度読んだ本ですが改めて読んでみたら、まぁあなんておもしろいんでしょうか。

水野先生らしい、ギャグと感動のハイブリッド、黄金のセッション。名作。

 

佳代のキッチン/原 宏一

幼い頃、両親と離れ離れになってしまった佳代が父と母を探すべく移動式の料理屋を商いにし、様々な人と出会いながら両親を見つけるために奔走する話。

 

七つの会議/池井戸潤

映画から先に観ました。映画があまりにもおもしろかったので小説も読んでみたらこれまたおもしろいですね。

初めて池井戸作品を読みましたけどすごいです。

余談ですが、映画版の浜本優衣役の朝倉あきさん、麗しすぎやしませんかね、どうなってるんでしょうか、前世で国でも救ったんでしょうか。

 

オレたちバブル入行組/池井戸潤

半沢直樹の前進?エピソード0?的な話。

半沢直樹、ドラマ見てないですけど、おもしろかったです。

 

鴨川ホルモー/万城目学

京大生の安倍が京大の仲間たちとホルモーという鬼同士を戦わせる競技に参加しその激闘を描いた話。

万城目さんの小説初めて読んだが、これが万城目ワールドかという感想。

 

図書館のキリギリス/竹内真

 

 

おしまい